今年の終戦記念日の事 8月15日

犬ばか

2018年08月30日 12:00

私の親は 大正十一年生まれの母と 昭和元年生まれの父
両親は戦争体験者でした。

両親とも 戦争については 多くを語りませんでした
ただ、父は子供の頃 甲府から満州に渡り 帰国後も貧困で大変な日々だったと聞いていた

祖父母とも戦没はしていないけれど
日本警察の立場で 甲府から満州へ渡った祖父は・・・・ 多くの命を手にかけたかもしれない

なぜ 両親とも多くを語らなかったのか
語れなかったのか ・・・・心中は 今となってはわかりません

ある僧侶が 報恩感謝の真を尽くしたいと 終戦記念日に護国神社に46キロの行脚される事を知った。
猛暑の中 袈裟を纏われ、10時間に及ぶ行脚
とても真似はできない事。

ただ 心に響くものがあった・・・初めて聞く『護国神社』の名に
同日・・・・朝一番で 車でお参りに行ってきた。
甲府の護国神社。  靖国神社すら行った事のなかった私
戦争に関わった全ての人・物に『今後の平和に尽力する事を誓う』場所でもあると感じた
今 自分がここにいる事を 感謝する場所でもあると思った。  

そこには 満州で命を落とした方々の碑があった
そして 満州で命を奪った人々の後悔 懺悔 苦悩の憶いもそこにあった

尊敬する僧侶の真似をして お参りに行っただけなのに、 甲府から満州に渡った祖父母や父の深い心を知った
この想いをしっかりと受け止めて  何かを伝えていかなければいけないのかもしれない。
戦争はおこしてはいけない事。  
罪も苦悩も 幸せな時間とともに  共に背負っていかなければならないと。






あなたにおススメの記事