貧乏ワンコキャンプ　

え～と　のびのびに成っていた蕎麦の続編です。

今回は　蕎麦の食べ方と　蕎麦猪口について書きます。
関東の蕎麦は　甘じょぱい露を　蕎麦専用の小さい器（蕎麦猪口）
に入れて食べます。　私も初めは　「器で味が変わるもんか！」
と思っていましたが、変わるんです！　　確実に！　不思議でしょ？

何故かと言うと　一口で　すすり切れる量の蕎麦を　蕎麦猪口の露に
半分だけ付けて　食べます。　（刺身に醤油を付けるがごとく　です）
その為に露は　う～んと　しょっぱく作ってあります。
半分ほど食べると　露が薄まって来ますから　濃い露を少し足します。
最後の一口は　露が適度に薄まっていますから　蕎麦を半分では無く
肩まで　じゃぶじゃぶ付けて食べ終わります。

こうして食べると　最初から最後まで　塩分濃度が一定になります。
「良い塩梅」という言葉どうり　塩加減というのは　料理の要です。
大きな器に　露を入れると　どうしても多めに入れてしまいます。
すると　しょっぱいもんだから　薄めたくなるのが人情というもの。
最初の一口は　丁度良いのですが　半分まで来ると味が薄い。
薄まりきった露に　薄い露を足しても　塩分濃度は戻りません。
結果　物足りなさを感じながら　最後まで食べる事に成ります。

蕎麦屋としても　一番お金の掛かった露を　器いっぱいに残された
のでは　泣きが入ります。　そこで「蕎麦猪口の登場」という訳です。

蕎麦を半分だけ露に入れて・・・という　通な食べ方を知らない人でも
小さい蕎麦猪口には　自然と半分までしか入りません。
最後の一口で肩まで付けると　露は　ほとんど残らず、
お客さんには最後まで美味しく　お店には捨てる物が無く、
双方にとって　実に都合に良い器。　それが蕎麦猪口なんです。

プロの蕎麦屋でも　この事に気が付いていない店もあります・・・。
最近では　１００円ショップでも　蕎麦猪口を売っていますから
試しに　ひとつ買ってみて下さい。

最後に　長文で　場所を取ってしまい失礼しました。

★埼玉のキャンパーさん！　　なぁ~るほどぉ～　猪口・・納得です♪
私も　露をかなり残す人なので・・
美味しいお蕎麦だと・・半分以上　露なしで食べちゃうもんで(^_^;)

家では　ぶっかけ蕎麦が多いので　あまり猪口は使いませんが・・何故か笊も猪口もフルセット有る我が家(笑)
伝授いただいた　甘口露で・・・『お家で蕎麦屋』気分を楽しんでみようかなぁ～・・・
逆に虚しいかなぁ～(笑)
伊豆に帰って・・美味しい干し椎茸＆山葵を調達しなければ～♪