貧乏ワンコキャンプ　

テントを支えながら爆風に耐え・・・・1時間少したったでしょうか・・・・・

少しずつ朝陽が登ってきました・・・・綺麗だった・・・
赤く染まる山が・・・・・あと少しで終わる戦いを教えてくれました。
・・・うれしかった・・・・


風が弱まった時を見計らい・・フロントより渡された案内ファイルを広げ
（テントを支える手を離せなかったので　風が弱まるまで車に残していたファイルを取りにいけなかった）
・・・緊急時の連絡先を探します。・・・・・しかし　記載されていない・・・・
予約ｾﾝﾀーに電話をかけるも・・・時間外のｱﾅｳﾝｽが流れるだけ・・・・

風で引き千切られたファイルをかき集め・・・隅々読むと・・・
『緊急時にはフロントへ』との文字が・・・

風が弱まった合間に・・・・・フロントへ・・・・

緊急時の携帯電話番号が　入り口のドアに張ってありました。
こういった番号を　チェックイン時に控えておく事は必要ですね！・・
チェックイン時に確認しておくべきでした

急ぎ電話をして・・『風でテントが壊れてしまったのですが・・・どうしていいか・・・』そう言ったとたん・・・携帯の電池は無残にも切れました

どうしようもなくテントに戻り・・予備の電池の入替えをしていると・・・
ｽﾀｯﾌのお兄さんが駆けつけてくださいました
相談の余裕もなく・・『手伝いますから撤収しましょう』との事

しかし　まだまだ爆風は襲ってきます
安易にペグを抜いてしまうと危険な状態です

いつ全壊してもいいように・・・テント内の荷物を外に運び・・・
重い荷物を車に積んで　車の安全を確保してからワンコ達を車に避難させました

凍りついたペグはビクともせず・・・ｽﾀｯﾌの方は鶴先のような物でペグを掘起しながら外していました
・・・・息を合わせてヘキサタープを外し・・・・

爆風の合間を見ながら　テントを外していきます。・・・・本当に風の合間をみながら・・・・
爆風の間は・・幕をしっかり握り締め・・体を低く保ち・・・頭を下げ・・・・

弱まった瞬間に張り綱を外し・・ポールを抜き・・・・　風に煽られる幕体に体を乗せて押さえつけ・・・・

しかしポールが凍り付いて畳めません
スタッフの方が　手で暖めながら畳んでくださっていましたが・・・これ以上はあまりに酷です
そこで活躍してくれたのが・・湯たんぽの中のお湯でした。ぬるいお湯ですが　凍りついたポールを溶かすのには十分でした
前回のキャンプの際・・プロキャンパーさんが教えてくださった事・・・
『こういう時に貴重なお湯は捨ててはダメ！』
本当に役立ちました。
ジャグに入れていたお湯は風で煽られて　全てこぼれてしまっていましたから・・・・・

とりあえず全ての物を車に突っ込んで・・・戦いは終わりました
スタッフの方の手には血が滲み・・・・テントの幕体の所々に血の痕が付いていました。
本当に感謝の一言です
私1人では　どうする事もできませんでした


１人では・・・本当に・・・どうする事もできなかったんです・・・・・